アマモシシラン(甘藻獅子蘭)

Vittaria zosterifolia


アマモシシラン

  • 科名・属名
  • : シシラン科 シシラン属

  • 特徴

  •  長さ30〜60(〜100)cmの常緑性シダ。
     根茎は匍匐し、密接あるいは1cm程度の間隔で葉をつける。
     葉は線状で変異は大きいいが、長さは60cm程度(時に1m近くなるものもある)、幅は0.5〜2.3cm。先端に向けて段々細くなり、中肋が下部表面でははっきりわかる。葉脈も見えることが多い。
     胞子嚢は葉の縁の外側に開く溝につき、ほとんど葉の全長にわたる。

  • 分布・生育地

  •  九州(鹿児島県大隈半島以南)〜沖縄。小笠原
     林内の樹幹や岩上に着生

  • 撮影月日・場所

  •  2010年3月19日 沖縄県西表島
     下・胞子嚢 2008年8月23日   同 上
     2011年6月28日 東京都小笠原諸島

  • 撮影記

  •  海に生えるアマモに似ていることから和名がつけられている。
     普通40〜50cm程度の長さで10〜20本程度であるが、写真の株は長さが1m近くあり、数も数えられないほど多い立派なものだった。
     岩上にも着生すると図鑑にはあるが、これまで目にしたものはオオタニワタリの根元からなど樹幹に着生する方が多い。
     南の島の沢沿いを歩く時、蛇の恐怖で下ばかり見ていると気づきにくいが、目の高さより上の樹幹を注意してみると割合に良く見かけるシダである。
     よく似たシシランというシダがあるが、胞子嚢群が外側に開いた葉縁でなく、縁に近い葉裏の溝に生じる点で異なる。
     一番下の写真は、以前オガサワラシシラン(Vittaria ogasawarensis)と呼ばれていたもので、ここでは同一種とした。

    その他のシダ
胞子嚢

オガサワラシシラン