クモノスシダ(蜘蛛の巣羊歯)

Asplenium ruprechtii


クモノスシダ1

  • 科名・属名

  •  チャセンシダ科 チャセンシダ属

  • 特徴

  •  草丈3〜25cmの常緑性シダ。
     根茎は短く、斜上からほぼ直立し、披針形で黒褐色の鱗片をつける。
     葉は単葉で、葉身は狭披針形〜狭三角形、長さ2〜20cm、幅1〜2cm。縁は全縁で少し波状になることもあり、基部は広いくさび形、先は次第に細くなってつる状になり、長さ2〜10cmで、先端近くに芽をつける。葉柄は長さ0.5〜12cm、狭い翼があり、緑色で基部は暗赤褐色。
     胞子嚢群は線形でやや不規則に散在し、長さ1〜5mm。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州
     山地の岩上(特に石灰岩上)

  • 撮影月日・場所

  •  2006年9月30日  東京都高尾山
     中 2013年5月17日    同  上
     下・胞子嚢群    同  上

  • 撮影記

  •  写真のように、葉の先端が長く伸びて芽をつけ、そこから出た葉がまた伸び、クモの巣状になることから和名がつけられている。個人的にはクモの巣のようには見えないが。
     普通は石灰岩の岩上に多く見られるが、そうでない岩上でも見られ、この写真を撮影した高尾山では、岩上だけでなく石垣の上でもついている。
     ご存知のように、東京都の高尾山はミシュランガイドで3ツ星をとった山で、山というより観光地でいつ行っても人が多い。
     そんな場所で三脚を立て撮影していると、多くの人から「何を撮影しているんですか」と聞かれるのがわずらわしい。

    その他のシダ
クモノスシダ2

胞子嚢群