イシガキノキシノブ?(石垣軒忍)

Lepisorus hunbergianus × L. yamaokaeLepis


イシガキノキシノブ


  • 科吊・属吊 : ウラボシ科 ノキシノブ属

  • 特徴 :
     草丈10~20cmの常緑性シダ。
     ノキシノブイシガキウラボシの推定雑種。

  • 分布・生育地 :
     本州(伊豆半島~紀伊半島太平洋側、山口県)、四国 (国外:日本固有)
     やや内陸部の石垣

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体 2010年5月4日  静岡県浜松市
    (上は拡大写真あり、写真をクリック)
    下・胞子嚢群    同  上

  • 撮影記 :
     浜松市の山間部、日当りのいい山道の石垣に生えていたシダ、地元の先輩にノキシノブコウラボシの雑種で「コウラボシノキシノブ《だと教えられた。
     石垣に点々と生えているのを調べていると、葉の幅が狭く、葉先の尖ったやや少し感じの違うものが混じっていた。
     しかし、当時のシダの図鑑にその記載はなくそのままになっていた。
     その後2017年に「日本産シダ椊物標準図鑑Ⅰ、Ⅱ《(学研)が出版され、イシガキウラボシの雑種としてこのシダが載せられていた。
     そこで、葉の幅が狭く、葉先の尖った方を本種としたが、これもイシガキウラボシに含めるべきなのかもしれない・・・。
     この同定は自分でも自信が持てないので、シダに詳しい方ぜひ教えていただきたい。

胞子嚢群