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- 科名・属名 :
ウラボシ科 チョクミシダ属
- 特徴 :
長さ10〜30cmの着生の常緑性シダ。
根茎は短く這い、線形で暗褐色の鱗片を密生する。
葉は束生し、葉身は狭披針形で長さ10〜30cm、幅1.5〜3cm。上方に向かって次第に狭くなり、羽状に3/4〜4/5程深裂し、側裂片は三角状長楕円形、中央付近の最大のもので長さ約1cm、幅3mm。疎らに開出毛がある。
胞子嚢群は裂片の辺縁近くにつき、コップ状の凹部に没する。
- 分布・生育地 :
沖縄(八重山諸島) (国外:日本固有) 山地の樹幹、岩上
- 撮影月日・場所 :
2009年2月21日 沖縄県石垣島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・胞子嚢群 同 上
- 撮影記 :
沖縄の八重山諸島に生育しているとされるが、西表島では注意していたが見つけられなかった。
石垣島であるスミレを探しに入った沢沿い、大岩を回りこもうとしたらこのシダが目に入った。
裏を見ると胞子嚢も付いている。全く頭になかっただけに大喜び、目的のスミレを後回しにして撮影した。
その後、石垣島では山地の沢沿いの岩場にそれなりにこのシダがあることがわかった。
その他のシダ
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