エゾノカワラマツバ(蝦夷の河原松葉)

Galium verum var. trachycarpum


エゾノカワラマツバ1

  • 科名・属名 : アカネ科 ヤエムグラ属

  • 特徴 :
     草丈30〜80cmの多年草。
     茎はやや硬く、断面は四角形で葉とともにやわらかい毛が生える。
     葉は8〜10個輪生し、線形で長さ2〜3cm、幅1.5〜3mm。先は尖る。
     花は茎の先や上部の葉腋に円錐状につく。花冠は黄色で、径2mm、先は4裂し平開する。
     キバナノカワラマツバの変種で、種子に密に毛が生えることだけが違いである。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州
     日当たりのいい草地、岩地

  • 花期 :  6〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     1980年7月30日  北海道
     中 2014年7月11日  北海道斜里郡
     下・花    同  上

  • 撮影記 :
     キバナノカワラマツバそっくりで、花だけでは違いはわからず、種子の毛が多いことが区別点である。
     アポイ岳に分布しているのは本種とのことであるが、種子まで確認しておらず、自信を持って本種と言いきれるわけではない。
     道東の原生花園ではよく見かける花である。

  • 同じ科の仲間の花
エゾノカワラマツバ2

花