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- 科名・属名 : アカネ科 ヤエヤマアオキ属
注.APG分類では、学名(subsp.obovata)
- 特徴 :
高さ3〜6mの常緑のつる性木本。
葉は対生し、楕円形で長さ5〜12cm、幅2.5〜5.5cm。先は鋭く尖り、基部は鋭形。質はやや革質、縁は全縁で、表面は無毛、裏面は脈上に短毛が散生する。葉柄は長さ7〜15mm。
花は枝先に、長さ1〜2.5cmの柄の先に頭状花序を4〜10個、散形状につける。花は緑白色で長さ約4mm、先は4裂し、裂片は広披針形で先が尖り、喉部に白毛が密生する。
果実は数個の核果が集合果となり、集合果は不整の球形で径約1cm、橙黄色に熟す。
- 分布・生育地 :
九州(種子島以南)〜沖縄 (国外:台湾、中国(南部)、東南アジア、インド) 林縁
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2013年6月27日 沖縄県国頭郡1 中上・全体2 2019年5月9日 沖縄県西表島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花1 2013年6月27日 沖縄県国頭郡1 中下・花2 2019年5月9日 沖縄県西表島 左下・果実 2015年11月30日 沖縄県国頭郡2 右上・葉(表) 2019年5月9日 沖縄県西表島 右下・葉(裏) 同 上
- 撮影記 :
沖縄の林道際で、垂れ下がるように伸びた枝の先に白い花が咲きはじめていた。
果実(核果)が何個か合着して集合果となり、その形が花笠のように見えるということから和名がつけられている。
その意味では花だけの写真では不十分で、果実を撮影したいと思っていたが、やんばるの林道際でやっと出会えた。
日本では種子島以南に分布する南方系の植物で、仲間には小笠原にハハジマハナガサノキなど2種が知られている。
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