ハシカグサ(はしか草)

Hedyotis lindlyana var. hirsuta


ハシカグサ1

  • 科名・属名 : アカネ科 フタバムグラ属
     注.APG分類では、ハシカグサ属で学名(Neanotis hirsuta var. hirsuta)

  • 特徴 :
     草丈20〜40cmの1年草。
     茎は柔らかく、枝分かれして地に広がり、無毛か短毛が散生する。
     葉は対生し、卵形〜狭卵形で長さ1.5〜6cm、幅0.5〜2cm。先は鋭頭、基部は漸鋭尖形で全縁。両面に疎らに白い短毛がはえる。葉柄は長さ0.5〜1.5cm。
     花は茎頂や葉腋に数個つき、花冠は白色で直径2mm程度、先は4裂し、裂片は卵形で先が尖る。萼筒は鐘形で白い長軟毛が生え、長さ1〜2mm。萼裂片は卵形で開出し、果時には反り返る。
     果実(刮ハ)は球形で径3〜4mm。

  • 分布・生育地 :
     本州〜沖縄 (国外:朝鮮、中国、台湾、インドシナ〜パキスタン)
     山野の道端の日陰

  • 花期 :   8〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2003年9月4日  高知県幡多郡
     中上・全体2 1994年9月17日  東京都西多摩郡
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花 2018年8月25日  広島県山県郡
     左下・萼、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     山野の道沿いのやや日陰に小さな白い花を咲かせるが、目立たない花の一つである。
     それなりに多くの花を見逃さずに撮影してきたと思っていたが、普通種の目立たない花は撮影したカット数が少ない。
     最近、やっとオオハシカグサとの混生地で、違いとなる細部を撮影した。

  • 葉(表)

    葉(裏)

    茎

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ハシカグサ2

花

萼