クルマムグラ(車葎)

Galium japonicum


クルマムグラ1

  • 科名・属名 : アカネ科 ヤエムグラ属

  • 特徴 :
     草丈20〜50cmの多年草。
     茎は4稜があり、稜上に刺はない。
     葉は普通6個輪生し、披針形で長さ1〜3cm、幅0.3〜1cm。先は尖り、裏面中脈には刺毛がない。
     花は茎の上部に集散花序をつくって十数個の花をつけ、花冠は白色で直径約2.5mm、先は4裂する。萼には長い毛が生える。
     果実は2個の分果からなり、長いカギ状の毛が密生する。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:朝鮮)
     深山の林下

  • 花期 :   6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2015年5月17日  奈良県吉野郡
     中上・全体2 2015年5月11日  神奈川県箱根
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花    同  上
     左下・果実 2020年9月6日  長野県戸隠高原
     右下・葉 2015年5月17日  奈良県吉野郡

  • 撮影記 :
     長野県にチチブシロカネソウを探して出かけたのある石灰岩の山。
     目的の花を見つけ、帰り際出水で荒れた沢で咲き始めたこの花を見つけた。
     普通、深山の林下に生え、オククルマムグラによく似ているが、茎に刺状の毛がない。
     細部を撮影しなかったことに気づき、その後やっと細部も撮影した。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
クルマムグラ2

花

果実