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 科名・属名 : アカネ科 ヤエムグラ属
 特徴 :草丈20〜50cmの多年草。
 茎は叢生し、斜上〜直立し、4稜があり、稜上に下向きの刺状毛が散生する。
 葉は普通6個輪生し、葉身は長楕円形で長さ2.5〜4cm、幅0.7〜1cm。先端円頭で短く尖り、裏面中脈に下向き刺状毛が散生する。
 花は茎の上部に集散花序になり、数個から十数個つき、花冠は白色で直径2〜3mm、先は4裂する。
 果実は2個の分果からなり、径2〜2.5mm、長い鉤状毛が密生する。
 クルマムグラに似るが、茎や葉の裏面中脈に下向きの刺状の毛がある。
 分布・生育地 :北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国(北部、東北部)、サハリン)
 深山の林下
 花期 :   6〜7月
 撮影月日・場所 :上・全体1 2003年6月7日  福井県三方郡
 中・全体2 2003年5月17日 愛媛県石鎚山麓
 中中・全体3 2017年6月24日  福島県西白河郡
 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック)
 中下・花序、以下全て    同  上
 撮影記 :深山の林下で夏の初め小さな白い花を咲かせるが、この仲間は葉や茎や種子に生える毛の有無などが同定の決め手になるので、よく観察する必要がある。
 本種は茎の稜などに下向きの毛があるのが特徴で、そのことを確認して撮影した。分かり難い写真だが、右下の茎の写真で下向きの刺があるのがわかる。
  
 
  
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