オオバノヨツバムグラ(大葉の四葉葎)

Galium kamatschaticum var. acutifolium


オオバノヨツバムグラ

  • 科名・属名
  • : アカネ科 ヤエムグラ属

  • 特徴

  •  草丈20〜40cmの多年草。
     茎は四角形で直立し、無毛。
     葉は普通4個輪生し、楕円形〜長楕円形で長さ2〜5cm、幅0.8〜2.3cm。先は円くてやや尖る。縁と両面脈上に上向きの剛毛があり、3本の脈が目立つ。
     花は茎の先や葉腋から2〜3本の集散花序を出し、まばらに黄緑色の花をつける。花冠は4裂し、径2.5〜3mm。
     果実には長いかぎ状の毛がある。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜四国  亜高山の針葉樹林下

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年7月22日 山形県月山
     葉アップ  同 上

  • 撮影記

  •  月山の登山道、ガスと寒さに震えながら歩いているとこの花に出会った。
     何度も出会っているにもかかわらず、未撮影の花がいくつかある。この花もその一つで、今度出あったら撮影しようと思っていた矢先だった。
     よく似たエゾノヨツバムグラがやや肥満体のメタボリックシンドローム気味の葉なのに対し、この花の葉はやや細めの健康体でうらやましい。

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葉アップ