エゾノヨツバムグラ(蝦夷の四葉葎)

Galium kamtschaticum var. kamtschaticum


エゾノヨツバムグラ

  • 科名・属名 : アカネ科 ヤエムグラ属

  • 特徴 :
     草丈10〜20cmの多年草。
     茎は直立して毛がない。
     葉は4個輪生し、楕円形〜広倒卵形で長さ1〜2cm、幅5〜12mm。先は円く、縁や両面脈上に上向きの毛がある。葉柄はない。
     花は茎頂や上部の葉腋に集散花序をつくり10個程度の花をつける。花冠は黄緑色で直径約2〜2.5mm、先は4裂し。果実には長いかぎ状の毛がある。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州(中北部、中国・四国) (国外:朝鮮、ロシア(東部)、北アメリカ)
     亜高山の針葉樹林下

  • 花期 :  7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     2004年7月4日  青森県岩木山
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花序    同  上
     下左・花 2015年7月13日  群馬県至仏山
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     ミチノクコザクラを見に出かけた青森の岩木山。
     残雪が多かったものの目的を果たし、下山途中林下でこの花を見つけた。
     この山の花ということで撮影したが、帰って調べると初めての撮影だった。
     オオバノヨツバムグラによく似ているが、全体に小型で葉も丸みがある。
     図鑑では本州中北部以北との分布であるが、中国地方や四国地方の深山でも見つかっているようだ。

  • 葉

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花序

花