シロバナイナモリソウ(白花稲森草)

Pseudopyxis heterophylla


シロバナイナモリソウ

  • 科名・属名
  • : アカネ科 イナモリソウ属

  • 特徴

  •  草丈15〜20cmの多年草。
     葉は卵形〜三角状卵形で、長さ2〜6cm、幅1〜2.5cm。先は短く尖り、基部は急に狭まって葉柄になり、裏面脈上に軟毛がある。
     花は上部の葉腋に1〜3個の集散花序をつくる。花冠は鐘形で長さ8〜10mm、先は5裂する。
     雄しべ5個と雌しべは、花冠から長く突き出る。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方南西部〜近畿地方の太平洋側)
     山地の木陰

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1994年7月10日 静岡県愛鷹山

  • 撮影記

  •  白花イナモリソウという和名が付けられているが、イナモリソウの白花ではなく、別の種である。
     生育地も本種のほうがやや標高の高い場所に多いように思える。
     あるランを撮影に出かけた愛鷹山でこの花を見つけ、前年シロバナイナモリソウを見ていただけにすぐに本種とわかった。

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