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- 科名・属名 : ガガイモ科 カモメヅル属
注.APG分類ではキョウチクトウ科(APOCYNACEAE)、カモメヅル属(Vincetoxicum)、学名(V. sublanceolatum var. auriculatum)
- 特徴 :
つる性の多年草。
茎は巻きついて長く伸びる。
葉は対生し、長楕円状広披針形で長さ3〜11cm、幅1〜2.5cm。先は鋭頭〜鋭尖頭、基部はやや心形、全縁で両面無毛。葉柄は長さ7〜15mm。
花は葉腋から出た長さ1〜2cmの花柄の先に散状に2〜数個つき、暗紫色を帯び、径15〜20mm。花冠裂片は細長く、副花冠の裂片はやや扁平。
果実(袋果)は単生し、披針形で長さ5〜7cm、幅6〜7mm。種子は広卵形で長さ約6mm、ごく狭い翼がある。
- 分布・生育地 :
本州(関東〜近畿地方) (国外:日本固有) 草地
- 花期 : 7〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2015年8月24日 群馬県前橋市 中上・全体2 2023年7月5日 東京都八王子市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花1 2015年8月24日 群馬県前橋市 中下・花2 2023年7月5日 東京都八王子市 左下・花3 2015年8月24日 群馬県前橋市 右上・果実(袋果) 同 上 右下・葉 2022年10月16日 東京都八王子市
- 撮影記 :
コバノカモメヅルの変種で、母種の花が径5〜12mmであるのに対し、本種では径15〜20mmと大きいのが特徴である。
以前からこの花の存在を知り探していた。これまで出会った花は15mm近いものもあったが、同じ株に条件以下の小さな花も一緒に咲いていて、今ひとつ自信が持てなかった。
群馬のある池の周囲の小さな草地、この花が咲いていていずれも大きな花を咲かせていた。
大きさを測ると径2cmくらいのものもあり、持っていたメジャーを当てて撮影した。
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