|
- 科名・属名 : ガガイモ科 オオカモメヅル属
注.APGV・W分類では、キョウチクトウ科(APOCYNACEAE)、カモメヅル属(Vincetoxicum tanakae var. glabvescens)
- 特徴 :
長さ30〜100cmになるつる性の多年草。
茎をはじめ全株ほとんど無毛。
葉は対生、葉身は卵状楕円形〜楕円形で、長さ2〜7.5cm、幅2〜4cm。先は鈍頭〜微凸頭、基部は円形〜やや浅心形。質はやや厚く、両面無毛。
花は葉腋に散系状の集散花序になり、花冠は5深裂し、淡黄色で中心部が帯紫色を帯び、径6〜7mm。副花冠は雄しべよりわずかに短い。
果実(袋果)は双生して八の字型、披針形で長さ約5cm、幅約7mm、無毛。
- 分布・生育地 :
沖縄(大東・宮古・与那国・魚釣島) (国外:日本固有) 海岸近くの草地、林縁
- 花期 : 8〜12月?
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年12月3日 沖縄県与那国島 中・全体2、以下(葉裏を除き)全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 右下・葉(裏) 2013年12月17日 同 上
- 撮影記 :
与那国島に出かけることにしていろいろ調べていたら、この花が分布していることを知った。
初冬ではガガイモ科の花の咲く時期ではないものの、南方では思わぬ時期に咲いていることが多い。茎に毛がないツルモウリンカと覚え、探してみることにした。
特産種を撮り終え、観光も兼ね訪れた海を見下ろす崖のうえで、モウリンカの花を見つけた。茎や葉を見ると毛がない、間違いない。花期もバッチリだった。
同じ科の仲間の花
|