キジョラン(鬼女蘭)

Marsdenia tomentosa


キジョラン

  • 科名・属名 : ガガイモ科 キジョラン属
     注.APG分類では、キョウチクトウ科(APOCYNACEAE)

  • 特徴 :
     つる性の多年草。
     茎はやや太く、硬くて圧毛がある。切ると白い乳液が出る。
     葉は対生し、葉身は卵円形、長さ7〜12cm、幅6〜12cm。先はやや突出しその先は鈍形、基部はやや円形〜浅心形で全縁。表面はほとんど無毛、裏面は淡緑色で全体に圧毛があるか脈上に微毛がある。葉柄は長さ3〜6cm。
     花は葉腋から2〜3cmの柄の先に散形状の花序をつけ、花冠は白色で喉部に毛があり、釣鐘形で5中裂、径約4mm。花柄は長さ7〜12mm、萼とともに密に圧毛がある。
     果実(袋果)は倒卵形〜長楕円形でやや太く、長さ13〜15cm。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地方以西)〜沖縄 (国外:朝鮮(南部))
     常緑樹林内

  • 花期 :   8〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 1994年8月21日  静岡県小笠山
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花序    同  上
     左下・花 2017年10月10日  東京都高尾山
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     静岡県の小笠山に北限のトラノオスズカケを探しに出かけ、株は見つけたものの貧弱で花を付けそうにない。
     夏の終りのこの時期、低山ではあまり花もない。がっかりして戻る途中この花に出会った。
     キジョ(鬼女)の和名は、果実が裂開し種子が飛ぶが、その種子に長い毛が密につく様子を、髪を振り乱す鬼女に例えてつけられている。
     この花は、秋口、優雅に飛ぶアサギマダラの食草としても知られている。

  • 葉

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花序

花