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- 科名・属名 : ガガイモ科 オオカモメヅル属
注.APGV・W分類では、キョウチクトウ科(APOCYNACEAE)、カモメヅル属(Vincetoxicum)、学名(V. floribunda)
- 特徴 :
つる性の多年草。
茎は細くて長く伸びる。
葉は対生、葉身は三角状卵形〜卵状披針形、長さ3〜6cm、幅1〜3cm。先は尾状鋭尖頭、基部は浅心形、縁は波打つ。質は洋紙質、中肋上に微毛があるが、それ以外は無毛。葉柄は長さ3〜25mm。
花は葉腋から大きくてよく分枝して大きく疎らに散開する花序を出し、数個つける。花序は普通その付根の葉と同長か長い。花冠は車状で5深裂し、暗紫色で径4〜5mm、裂片の上面にはやや微毛がある。副花冠は三角状卵形、短くて直立し、基部は多少張り出す。
果実(袋果)は双生して水平に開出し、線状披針形で長さ4〜5cm、幅約4mm。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:朝鮮、中国) 山野の草地
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年7月25日 徳島県徳島市 中上・全体2 2007年8月5日 長野県北安曇郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序 2019年8月31日 高知県高知市 中下・花 2015年7月25日 徳島県徳島市 左下・果実(袋果) 2019年8月31日 高知県高知市 右上・葉1 2015年7月25日 徳島県徳島市 右下・葉2 2019年8月31日 高知県高知市
- 撮影記 :
以前長野県のある湿原で見かけた時は、午後のせいなのか花期が遅かったせいなのか、どの花も花弁を閉じていた。
撮り直ししなければと思っていたが、徳島県でその機会に恵まれた。
ガガイモ科にはスズサイコのように日が当ると閉じてしまう花もあるので朝方訪れると、川の堤防の草つきにこの花があり、開花状態もちょうどよかった。
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