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- 科名・属名 : ガガイモ科 キジョラン属
注.APG分類では、キョウチクトウ科(APOCYNACEAE)、属名以下学名変わらず
- 特徴 :
長さ数mになるつる植物。
つるは径約1.5mmとやや細く、多少圧毛がある。
葉は対生、葉身は長卵状披針形で、長さ5〜13cm、幅2〜5cm。先は鋭頭、基部は円形〜やや浅心形、全縁。裏面の脈が目立ち、普通両面に毛があるが、脈上を除いてやや無毛となることもあり、乾くと青黒く変色する。
花は葉腋から出た長さ1〜1.5cmの花序柄の先に、集散花序となって密につく。花柄は長さ3〜5mm。花冠は白色、壷形で長さ約2mm、先は5浅裂し、裂片は卵形で無毛。副花冠の裂片は5個、直立する。
果実(袋果)は披針形で、長さ約5cm、幅約1cm、表面に多少毛がある。種子の先には長い毛がある。
- 分布・生育地 :
九州(悪石島島以南)〜沖縄 (国外:中国(南部)、台湾) 亜熱帯林の林縁
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2011年9月25日 沖縄県国頭郡 中・全体2 17年4月24日 沖縄県与那国島 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2011年9月25日 沖縄県国頭郡 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
ある植物を探しに入った隆起石灰岩の森、こういう場所はハブの絶好の住み家、足元に気をつけながら進む。
昨年は花盛りだったという目的の花は、今年は全く花をつけず観葉植物状態、よくあることだ。
1つくらい咲いている花はないかと探していると、隆起石灰岩の窪みに葉腋に小さな花をつけたつる植物が目に入った。
地元の人に聞くと「ソメモノカズラ」とのこと。葉から藍色の染料が採れるのでこの名がつけられているとのこと。
以前出会ったソメモノイモと混同していた。
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