ヤマワキオゴケ(山脇おごけ)

Vincetoxicum yamanakae


ヤマワキオゴケ1

  • 科名・属名
  • : ガガイモ科 カモメヅル属

  • 特徴

  •  草丈1〜1.5mになる多年草。
     茎の先はつる状となって伸び、他のものに絡みつく。
     葉は対生して4〜5対あり、長楕円形で長さ10〜20cm、幅3〜5cm。質は洋紙質でやや厚く、両端は尖り、脈上だけに毛がある。
     花は大きな花序となって散開して多数つき、花冠は車状で5裂し、暗紫色で径15〜16mm、裂片は無毛、副花冠は長さ1.5mmで蕊柱の1/2の長さ。
     果実(袋果)は長さ6〜7cm、幅0.8〜1cm。
     花の白いものがあり、
     シロバナヤマワキオゴケ(仮称)(一番下の写真)という。

  • 分布・生育地

  •  四国(高知、徳島) 山地の半日陰の草地

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年6月26日 高知県
     中、下左・花、下右・葉   同 上
     下・シロバナ   同 上
     シロバナは詳細写真あり(写真をクリック)

  • 撮影記

  •  スギ林の林下、沢に沿って奥のほうまで比較的珍しいとされるこの花が群生していた。
     案内してくれた方が「高知県で一番の群落、世界で高知県にしかない花だから、ここは世界一の群落」と自慢されていたがその通りだと思った。
     前年、別の場所で株を見たが花が終わっていて、今年リベンジに訪れたのだった。
     梅雨時、天気予報も雨にもかかわらず、この花を撮影している時は雨も止んで明るく、絶好の撮影条件だった。
     群落の中には珍しいシロバナ(一番下の写真)も混じり、じっくりと時間を掛けて撮影した。
     大きい株では茎の長さが1mを越え、先がつる状になって絡みつくため、見た目にはだらしなく咲いているようで撮り難い花だった。
     よく似たクサナギオゴケよりも花冠が大きく(クサナギは径6〜9mm)で紫色も濃いとされているが、高知県にはこの花しかないため簡単に比較はできないが、この花だけ見ていると違いはそう感じられなかった。

    葉

    同じ科の仲間の花
ヤマワキオゴケ2

花

シロバナヤマワキオゴケ