アポイクワガタ(アポイ鍬形)

Pseudolysimachion schmidtianum var. yezoalpnum f. exiguum


アポイクワガタ1


  • 科名・属名 : ゴマノハグサ科 ルリトラノオ属
     注.APG分類では、オオバコ科(PLANTAGINACEAE)、クワガタソウ属(Veronica)、学名(V. schmidtiana subsp. senanensis var. yezoalpina f. exigun)

  • 特徴 :
     草丈5〜15cmの多年草。
     花は青紫色で直径10〜12mm。
     エゾミヤマクワガタの変種で、葉が細長く、鋸歯が深く切れ込む。

  • 分布・生育地 :
     北海道(アポイ岳固有種) (国外:日本固有)
     砂礫地

  • 花期 :  6月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 1997年6月16日  北海道アポイ岳
    中・全体2、下・花    同  上
    (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     北海道の蛇紋岩地帯に分布するエゾミヤマクワガタが、アポイ岳のカンラン岩という特殊な土壌に対応した品種である。
     カンラン岩は、植物の生育にとって有害なマグネシュームや鉄分を多く含んでいる。アポイ岳にはこれに適応するため変化した多くの固有種が知られていて、花の山の名声を高めている。
     この花は、馬の背あたりの他の植物の少ない礫地でよく見かける。

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アポイクワガタ2

花