ヒメヨツバシオガマ(姫四葉塩竈)

Pedicularis chamissonis var. japonica forma rostrata


ヒメヨツバシオガマ

  • 科名・属名

  •  ゴマノハグサ科 シオガマギク属

  • 特徴

  •  草丈5〜20cmの半寄生の多年草。
     ヨツバシオガマの変種で、上唇の上側にくびれがあり、くちばしの長いクチバシシオガマがあるが、 普通下唇はやや白っぽいのが特徴である。
     本種は花が薄い紅紫色で、草丈の低いのが特徴である。

  • 分布・生育地

  •  本州(中部地方の南部〜関東地方)
     亜高山帯〜高山帯の砂礫地や草地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1979年8月16日 山梨県北岳

  • 撮影記

  •  上唇が長いヨツバシオガマをクチバシシオガマと呼び、南アルプスには割合に多いと本で読んだ。
     そのつもりでヨツバシオガマを見ていった。色々見ていくと、どれが長くてどれが短いのか、段々わからなくなってきた。
     その時撮影した写真と、最近の図鑑類を見ていたら、全体が小さく、下唇が長くて紅紫色の薄いタイプをヒメヨツバシオガマという品種としていたのでそれに従った。

    同じ科の仲間の花