イブキコゴメグサ(伊吹小米草)

Euphrasia insignis var. iinumai


イブキコゴメグサ

  • 科名・属名
  • : ゴマノハグサ科 コゴメグサ属

  • 特徴

  •  草丈5〜20cmの半寄生の1年草。
     茎は直立してまばらに枝を分ける。葉は対生し、上部では互生する。葉の鋸歯はあまり尖らない。
     花は白色で紫色の筋があり、下唇の中央に黄斑がある。萼裂片の先は尖らず、縁には短毛が生える。
     別名 コゴメグサ

  • 分布・生育地

  •  本州(伊吹山、霊仙山) 山地の草地

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1999年8月28日 滋賀県伊吹山

  • 撮影記

  •  全山石灰岩の伊吹山には固有種が多い。ルリトラノオコバノミミナグサイブキトリカブト などいくつも指を折ることができる。
     本種も、この山と近くの霊仙山にしか確認されていない。
     葉の鋸歯の先が鈍く、萼裂片の先が尖らず、縁に短毛があるのが特徴である。
     伊吹山頂では、背が高いルリトラノオなどの目立つ花に比べると、草丈も低く草地や石灰岩の礫地などに隠れるように咲いていて見過ごされやすい。

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