カワセミソウ(翡翠草)Mazus quadriprotuberans |
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草丈5〜10cm1年草?。 葉は根際に集まり、倒卵形で長さ2〜5cm。先は鈍く、縁には粗い鋸歯がある。 花は茎の先にまばらにつき、花冠は長い筒状になり、紫色で基部の内側は白く黄色の斑紋がある。筒状部は、長さ2〜2.5cmで上唇と下唇に分かれ、下唇は3裂、上唇は2裂する。下唇には4本の隆起帯がある。 他のサギゴケ属の花に比べ、筒状部が下唇に比べて著しく長く、隆起帯も2本でなく4本ある。 2000年の秋、米澤信道氏により新種として発表された。 本州(京都府) 草地 2006年5月6日 京都府 アップ 同 上 この花の存在を知ったのは、2004年、花仲間の大先輩のYさんからだった。 前年の3月末、同じ花仲間のOさんが撮影したと聞いて、2005年4月初めに出かけてみた。 京都府内のその場所はすぐにわかったものの、話に聞いていたようなトキワハゼの花冠が長く伸びた花は見当たらない。少しでも形態の違うトキワハゼばかり何カットも写したが、全て本種ではなかった。 その後、本に掲載されていた写真や京都のYさんからの話をもとに、今年はGWに訪れてみた。前年と同じ場所に明らかにトキワハゼとは異なる花が何株か目に入った。現物を見ると確かに違うことがよく分かる。 GWにもかかわらず、ほとんど人がいない絶好の条件で、じっくり撮影した。 同じ科の仲間の花 |