キノクニスズカケ(紀の国鈴懸)

Veronicastrum tagawae


キノクニスズカケ

  • 科名・属名

  •  ゴマノハグサ科 クガイソウ属

  • 特徴

  •  草丈1mの多年草。
     茎は斜上し短い曲がった毛があり、葉は互生し卵形で厚く、先は尾状に伸びて尖る。
     花は葉腋に短い円柱状の花序を出し、白い花を密につける。

  • 分布・生育地

  •  本州(紀伊半島南部) 川近くの林下

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年9月11日 和歌山県東牟婁郡

  • 撮影記

  •  日本に自生するスズカケソウは4種知られている。
     この花は、最初に株を見ながら花の撮影は最後になってしまった。
     十数年前の10月、和歌山県にキイジョロウホトトギスを撮影に行った際、崖下に群生している変わった植物を見つけた。一瞬置いて本種とわかった。
     2004年、久しぶりに現地を訪れると、記憶は大分薄らいでいたが当時と同じ場所に咲いていた。あたりを探すと、林下だけでなく道路際の林縁にも咲いている株があった。

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