|
- 科名・属名 : ゴマノハグサ科 クワガタソウ属
注.APG分類では、オオバコ科(PLANTAGINACEAE)
- 特徴 :
草丈8〜15cmの多年草。帰化。
茎は細く、下部でよく分枝して地表を這ってマット状に広がり、全体に短毛が散生する。
葉は対生し、葉身は楕円形〜広楕円形、長さ4〜15mm、幅3〜12mm。先は鈍く、基部は鈍形。葉柄は無いか長さ1〜3mmと短い。
花は茎の先に総状花序となり、花冠は淡青紫色で濃色の条があり、皿形で4裂し、径3〜5mm。
果実(刮ハ)は扁平な倒心臓形、幅3〜4mm、わずかに毛がある。
- 分布・生育地 :
帰化(ヨーロッパ原産) (国外:南北アメリカ、中国、ニュージーランドなどに帰化) やや湿った道端、芝生
- 花期 : 4〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2017年5月28日 群馬県前橋市 2006年5月21日 北海道白老郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2017年5月28日 群馬県前橋市 左下・花、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
テングクワガタによく似た帰化植物で、全体に小さく花柄や花序軸に上向きの短毛が密生するが、長軟毛は無いことが異なる。
戦前北海道に入ったとされ、今では北海道と本州に帰化している。
北海道で一度見かけ撮影していたが、ひょっとしたらと押さえに撮った1カットだけで、細部の撮影ができていなかった。
やっと群馬県の山上の道端でこの花の群生に出会うことができた。
同じ科の仲間の花
|