クガイソウ(九蓋草)

Veronicastrum sibiricum subsp. japonicum


クガイソウ1

  • 科名・属名 :
     ゴマノハグサ科 クガイソウ属

  • 特徴 :
     草丈80〜130cmの多年草。
     茎は直立し、葉は4〜8枚が輪生、長さ5〜18cmの長楕円状披針形で鋸歯がある。
     花は、茎の先に穂状につき、淡紫色の花を密につける。花軸に短毛がある。
     草丈が低くて50cm程度のものが伊吹山にあり
     ●イブキクガイソウ(f.humile)という。

  • 分布・生育地 :
     本州  山地の日当たりの良い草地

  • 花期 :  7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     1978年7月30日  岩手県早池峰山
     中 2005年7月31日  山梨県夜叉神峠
     下・花序 2012年8月5日  栃木県日光

  • 撮影記 :
     草丈が1mを超える場合が多く、夏の山を彩る主役の一つである。
     高山ではなく山地の草原などに群生していることが多い。
     クガイは九蓋と書き、輪生状につく葉が何段にも重なる様子をあらわしている。
     写真ではわかりにくいが、花序に短い毛があるのが特徴で、西日本から九州に見られるナンゴクガイソウとの相違点である。

  • 同じ科の仲間の花
クガイソウ2

花序