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- 科名・属名 : ゴマノハグサ科 シオガマギク属
- 特徴 :
草丈35〜120cmの半寄生の多年草。
茎は直立または斜上する。
葉は上部で互生し、葉身は披針形で、長さ1〜3cm、幅3〜8mm。質は紙質。
シオガマギクに似ているが、葉が非常に小さくて多数つく。
花も上唇がやや短いなどの違いがある。
- 分布・生育地 :
本州(東海地方、広島県) (国外:日本固有) 低湿地
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2003年9月13日 岐阜県 中上・全体2 2019年9月21日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花1 2003年9月13日 同 上 中下・花2 2019年9月21日 同 上 左下・花3、右上下・葉 同 上
- 撮影記 :
東海地方の一部の湿地に分布しており、中国地方でも見つけられている。
シオガマギクに似ているが、葉が小さくて数の多いのが特徴とされている。
「東海のミニ尾瀬」とも呼ばれ、低層湿地の植物の宝庫として有名な愛知の葦毛湿原の入口には、この花が咲くと書いてあるものの木道から見える範囲では見当たらない。
そのため、なかなか撮影できず、色々調べてやっと岐阜県のある湿地で撮影した。
やや秋色がかった湿原に、鮮紅紫色の花は際立っていた。
十数年後、初めてこの花を見た近くの湿地で久し振りに出会った。
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