セリバシオガマ(芹葉塩竈)

Pedicularis keiskei


セリバシオガマ1

  • 科名・属名

  •  ゴマノハグサ科 シオガマギク属

  • 特徴

  •  草丈25〜35cmの半寄生の多年草。
     茎は根際で分枝して直立し、茎葉とも毛がない。
     葉は対生し、柄があり卵状長楕円形で羽状に全裂し、裂片はさらに中ほどまで裂ける。
     花は上部の葉腋ごとに1花、白い花をつける。

  • 分布・生育地

  •  本州(中部) 亜高山帯の針葉樹林下

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年8月17日 山梨県北岳
     中 1979年8月16日  同 上
     下、花 2007年8月17日  同 上

  • 撮影記

  •  夏の北岳登山は、大樺沢を登り、左俣か右俣のいずれかを経て山頂を目指すのが一般的である。
     帰りは同じ大樺沢を下らず、白根御池コースを下ると、急な樹林下で花は少ないものの、この花が見られる。
     本州中部の亜高山に分布は限られ、花の色はエゾシオガマに似ているが、本種は、針葉樹林下に生え、葉は細かく裂け、花色も白い。
     一斉に花をつけるということがなく、ポツポツ咲くのでなかなかいい絵にならず、2007年再度訪れてみた。
     咲き方は相変わらずであったが、今度はこの花が目的できただけに何とか撮影した。

    同じ科の仲間の花
セリバシオガマ2

花アップ