シコクママコナ(四国飯子菜)

Melampyrum laxum var. laxum


シコクママコナ1


  • 科名・属名 : ゴマノハグサ科 ママコナ属
     注.APG分類ではハマウツボ科(OROBANCHACEAE)、属名以下学名変わらず

  • 特徴 :
     草丈20〜50cmの半寄生の1年草。
     葉は広卵形または広披針形。苞は卵形で先は鈍頭または円頭、縁に少数の歯牙があるか全縁。
     ミヤマママコナに似るが、普通縁に少数の歯牙があることで区別される。
     花の白いものがあり、
     ●シロバナシコクママコナ(f. leucanthum)
    (左下の写真)という。

  • 分布・生育地 :
     本州(東海〜中国地方東部)、四国、九州 (国外:日本固有)
     山地の林縁や草地

  • 花期 : 8〜10月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 1997年8月30日  高知県黒滝山
    中1・全体2 2003年9月21日  鹿児島県高隈山
    (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック)
    中2・花1 1997年8月30日  高知県黒滝山
    中3・花2 2003年9月21日  鹿児島県高隈山
    中4・苞 2011年10月10日  三重県御在所岳
    左下・シロバナ 2008年8月2日  長野県木曽郡
    (左下は拡大写真あり、写真をクリック)
    右上・葉 2014年9月12日  宮崎県西臼杵郡

  • 撮影記 :
     東海地方から九州にかけて分布し、夏から秋にかけて咲く。
     苞の縁に歯牙(トゲ)が少しあるのが特徴であるが、トゲのないものもたまにある。
     花は上唇が赤紫色で下の唇弁の先が白、斑紋が黄色という花が一般的であるが、九州の南部には赤紫色一色というタイプもある。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
シコクママコナ2

花1

花2

苞

シロバナシコクママコナ