シマウリクサ(島瓜草)

Lindernia anagallis


シマウリクサ

  • 科名・属名

  •  ゴマノハグサ科 アゼトウガラシ属

  • 特徴

  •  草丈20〜30cmの多年草。
     茎は地上を這って広がり、葉は対生し3角状卵形、基部は心形で、長さ1〜2mmの柄がある。
     花は葉腋から細い花茎を出し、淡紅紫色の1花をつける。刮ハは線状披針形で細長い。

  • 分布・生育地

  •  九州(屋久島以南)〜沖縄
     田畑の湿った所

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年10月2日 沖縄県西表島
     下  同 上

  • 撮影記

  •  奄美大島に出かけた際、これがシマウリクサだと教えられた花を撮影した。
     今回再確認していたところ、図鑑の記述と合わない点が多い。記述だけでは現物の姿を想像できず いろいろ検索したが、写真や図版が見つからない。南方の写真を再チェックし、辿りついたのがこの写真である。
     花はウリクサにそっくりなものの、葉の形や付きかたが違う。図鑑には、葉は対生、三角状卵形で基部は心形、 明らかに短い柄があると書いてあり、その特徴に合致する。最終的に本種と同定したが自信はない。
     最近、各種の図鑑や地方出版があり、分からなかった花も目にするようになってきた。しかし、 まだ写真や図版を見たことがない植物も多い。そんな花を一つでも多く撮影し、参考にしてもらえるようにしたい。

    同じ科の仲間の花
花アップ