|
- 科名・属名 :
ゴマノハグサ科 クワガタソウ属 注.APG分類では、オオバコ科(PLANTAGINACEAE)
- 特徴 :
草丈10〜30cmの2年草。帰化。
茎は根際で分岐して斜上し、白色の軟毛がある。
葉は対生し、広卵形〜卵形、長さ5〜15mm、幅3〜14mm。先は鈍く、基部は円形〜切形、2〜4個の鋸歯があり、両面に短毛がある。茎の下部のものは柄があるが、上部では無柄。
花は上部の葉腋に1花つけ、花冠は淡青色〜淡紫色、皿形で深く4裂し、径約2mm。萼は基部まで深く4裂し、裂片は線形で長さ2〜4mm。
果実(刮ハ)は倒心臓形、幅約4mm、縁に短い腺毛が生える。
- 分布・生育地 :
帰化(ヨーロッパ原産) (国外:世界中に広く帰化) 道端、畑、芝生
- 花期 : 4〜6月
- 撮影月日・場所 :
1987年4月18日 滋賀県伊吹山 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2016年4月30日 神奈川県川崎市 左下・果実 2018年5月4日 茨城県那珂市 左下・葉 2016年4月30日 神奈川県川崎市
- 撮影記 :
ヨーロッパ原産の帰化植物で世界中に広く帰化しており、日本には明治時代の初めに帰化したと言われている。
道端や畑、芝生、土手などどこにでも見られ、同じ仲間の帰化植物であるオオイヌノフグリと比べると、花も小さく横に広がらない分目立たない。ただ、よく見るとなかなか可愛い花である。
個人的には淡青色の花のイメージだが、淡紫色の花の系統の花も見られるようである。
同じ科の仲間の花
|