ウンラン(海蘭)

Linaria japonica


ウンラン

  • 科名・属名
  • : ゴマノハグサ科 ウンラン属

  • 特徴

  •  草丈20〜40cmの多年草。
     茎は匍匐して斜上し、葉は楕円形〜楕円状披針形で、長さ1.5〜5cm、幅0.5〜2cm。質は肉質で緑白色で先はややとがり、全縁。  花は茎の上部に黄白色の花を総状に数個つける。濃黄色の下唇の基部がふくらみ喉部をふさぐ面白い形をしている。
     果実(刮ハ)は球形で径5〜6mm、不規則に裂ける。

  • 分布・生育地

  •  北海道、本州(千葉以北の太平洋岸、日本海。瀬戸内沿岸)
     海岸の砂浜

  • 花期
  • : 7〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1985年6月29日 茨城県那珂郡
     中・花    同  上
     下・葉 2013年8月23日 北海道白糠郡

  • 撮影記

  •  茨城県北部の海岸にハマカキランを探しに行った際、松林を抜けた海岸でこの花が咲き始めていた。
     海蘭の和名は、海岸に生え花がランに似ていることから付けられている。
     北海道東部の海岸でも、海岸草地と砂浜の間に咲いていた。他の草が生えない全くの砂浜が好きなようだ。

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