アマシバ(甘芝?)

Symplocos microcalyx


アマシバ1

  • 科名・属名 : ハイノキ科 ハイノキ属

  • 特徴 :
     高さ2〜5mの常緑小高木。
     枝は暗褐色で、若枝は細く褐色の毛を密生する。
     葉は互生し、長楕円状披針形〜卵状披針形で、長さ2〜6cm、幅1〜2.3cm。質は薄い革質で、先は鋭尖頭、縁は微鋸歯縁。表面は無毛で中肋上に微毛があり、裏面は初め粗毛があるが後無毛。
     花は葉腋に長さ2〜3cmの穂状花序となり、花冠は白色で、径5〜6mm、先は5深裂する。
     果実(核果)は卵状つぼ形で長さ約4mm、緑熟する。

  • 分布・生育地 :
     九州(奄美大島以南)〜沖縄 (国外:台湾)
     山地の林内

  • 花期 :  3〜4月

  • 撮影月日・場所 :
     2013年3月17日  沖縄県国頭郡
     中 2015年3月25日    同  上
     下左・花、下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     岩場の間を抜け、沢に沿って遡行する。午後ということもあるが薄暗くて気味が悪く、夏なら絶対に入り込まない沢だ。
     少し両側が開けた場所に出ると、沢の側の木に白い花が咲いているのが目に入った。
     屋久島などでよく見たハイノキに似ていたが、同行した花仲間によれば、ハイノキは沖縄には分布せずこの花とのことであった。
     薄暗い中ISO400のフィルムで撮影したが、微風ながら止まることはなく、ブレていなかったカットは1、2枚しかなかった。
     その後、また沢で出合ったが、今度は少しいい状態で撮影できた。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
アマシバ2

花