エゾノハナシノブ(蝦夷の花忍)

Polemonium caeruleum


エゾノハナシノブ1


  • 科名・属名 : ハナシノブ科 ハナシノブ属
     注.APG分類では、学名(P. caeruleum subsp. yezoense var. yezoense)

  • 特徴 :
     草丈30〜80cmの多年草。
     茎には短い腺毛と細毛がある。
     葉は互生し羽状全裂し、羽片は8〜12対あり、葉身は披針形〜広披針形、長さ2〜5cm、幅3〜15mm。下部のものは有柄、上部のものは無柄。
     花は茎の上部に疎らな散房状花序になる。花柄は長さ1〜4cm、疎らに腺毛がある。花冠は車形で5裂し、淡青紫色、径1.5〜2.5cm、裂片の先はへこむかやや尖り、縁にはわずかに毛がある。雄しべは5個、花糸は長く、基部に毛がある。子房の花盤には5歯がある。萼は鐘形で5深裂し、狭披針形で長さ8〜12mm、長さは幅の3〜6倍長、疎らに腺毛がある。
     果実(刮ハ)は卵形〜楕円形で3裂する。「萼は長さ8〜12mmで、2分の1〜3分の2程度切れ込む。

  • 分布・生育地 :
     北海道、本州(中部地方以北) (国外:日本固有)
     亜高山帯の草地や林内

  • 花期 : 6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 1991年6月23日 北海道札幌市
    中・全体2、以下全て    同  上
    (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     札幌市近郊のこの渓谷は、遊歩道が整備されているうえに植物の種類も多く、観察には好適な場所で何度か通った。
     そんな遊歩道の奥、湿った岸壁にこの花が咲いていた。
     ミヤマハナシノブと同一だとする見方もあるが、小葉の数や萼の裂け方などが異なり、花柄の短腺毛が疎らであることなどが特徴とされているが、まだ明確に整理されていないようだ。

  • 葉

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エゾノハナシノブ2

花