ミヤマハナシノブ(深山花忍)

Polemonium caeruleum subsp. yezoense var. nipponicum


ミヤマハナシノブ1


  • 科名・属名 : ハナシノブ科 ハナシノブ属

  • 特徴 :
     草丈40〜50cmの多年草。
     葉は互生、羽状に深裂し、小葉は7〜9対あり、長さ2〜5cm、幅0.3〜1.5cm。
     花は散房花序につき、花冠は淡青紫色で5深裂する。
     花柄や萼の基部に短い腺毛と細毛がある。萼は3分の2ほど切れ込む。
     花柄の短腺毛がより密で、長白毛が疎らであることが、変種のエゾハナシノブとの違いとされるが、毛の濃密にはかなりの変異があり、分類群として分けるかどうかは色々な考え方がある。

  • 分布・生育地 :
     本州(南・北アルプス) (国外:日本固有)
     亜高山の草地や林縁

  • 花期 : 7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 1979年8月15日  山梨県北岳
    中上・全体2 2011年7月26日    同  上
    中中・全体3 1985年8月3日  長野県白馬岳
    (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
    中下・花序    同  上
    左下・花 1987年8月7日  山梨県北岳
    右下・葉 1985年8月3日  長野県白馬岳

  • 撮影記 :
     南アルプスの主峰北岳に登るルートはいろいろあるが、多くの登山者が選択するのは、大樺沢沿いに登るコースだ。
     このコースは沢沿いを登るため、明るくて花も多く、登りのキツさを和らげてくれる。
     2時間くらい登り、二俣が近くなってくると、空とお花畑が広がり、北岳バットレスが目に入ってくる。この花はそんなお花畑の主役の一人である。
     北岳ではそんなに珍しい花ではないのに、北アルプスでは稀で、白馬岳の一般的でないルートで一度しかお目にかかったことがない。

  • 葉

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ミヤマハナシノブ2

ミヤマハナシノブ3

花序

花