アツバアサガオ(厚葉朝顔)Ipomoea stolonifera |
![]() |
つる性の多年草。 茎は長く這い、毛はない。 葉は厚く、卵状長楕円形〜線状長楕円形で、長さ1.5〜3cm、幅0.6〜2cm。先は鈍頭〜円頭、基部は円形〜心形。 花は2.5cm程度の柄の先に1〜3個つき、花冠は漏斗状で白色、径4〜5cm。 果実は卵円形で径約1cm。種子には密に毛がある。 九州(南部)〜沖縄 海岸の砂浜 2007年6月11日 鹿児島県奄美大島 上は拡大写真あり(写真をクリック) 中、下 同 上 4月にオオバハマアサガオに出会い、残るヒルガオ科の自生種のこの花、何とか目にしたいという気持ちが一層強まった。 奄美大島の記録をよく見るので、この島の浜辺で見つかるだろうと思い探したが、花期が違うのか、減少しているのか、空振りばかりだった。 今年の奄美撮影行の最終日、地元で情報収集すると「今咲いているんじゃないか」との話、早速現地にいってみた。 エメラルドグリ−ンの海を見下ろす浜辺、砂浜から突然といった感じで白いアサガオが顔を出していた。地上部の葉は小さいにもかかわらず純白の花は何故か大きい。厳しい環境下に耐えるため、根は砂浜深く伸ばして養分補給しているためだろう。 念願が叶い、イメージ通りに咲く花にしばし見とれた。 同じ科の仲間の花 ![]() ![]() |
![]() ![]() |