アツバアサガオ(厚葉朝顔)

Ipomoea stolonifera


アツバアサガオ1

  • 科名・属名
  • : ヒルガオ科 サツマイモ属

  • 特徴

  •  つる性の多年草。
     茎は長く這い、毛はない。
     葉は厚く、卵状長楕円形〜線状長楕円形で、長さ1.5〜3cm、幅0.6〜2cm。先は鈍頭〜円頭、基部は円形〜心形。
     花は2.5cm程度の柄の先に1〜3個つき、花冠は漏斗状で白色、径4〜5cm。
     果実は卵円形で径約1cm。種子には密に毛がある。

  • 分布・生育地

  •  九州(南部)〜沖縄  海岸の砂浜

  • 花期
  • : 5〜10月?

  • 撮影月日・場所

  •  2007年6月11日 鹿児島県奄美大島
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  4月にオオバハマアサガオに出会い、残るヒルガオ科の自生種のこの花、何とか目にしたいという気持ちが一層強まった。
     奄美大島の記録をよく見るので、この島の浜辺で見つかるだろうと思い探したが、花期が違うのか、減少しているのか、空振りばかりだった。
     今年の奄美撮影行の最終日、地元で情報収集すると「今咲いているんじゃないか」との話、早速現地にいってみた。
     エメラルドグリ−ンの海を見下ろす浜辺、砂浜から突然といった感じで白いアサガオが顔を出していた。地上部の葉は小さいにもかかわらず純白の花は何故か大きい。厳しい環境下に耐えるため、根は砂浜深く伸ばして養分補給しているためだろう。
     念願が叶い、イメージ通りに咲く花にしばし見とれた。

    同じ科の仲間の花
アツバアサガオ2

花アップ