オオバハマアサガオ(大葉浜朝顔)

Stictocardia tiliifolia


オオバハマアサガオ1

  • 科名・属名

  •  ヒルガオ科 オオバハマアサガオ属

  • 特徴

  •  つる性の多年草。
     茎は円形で、葉柄とともに密に開出する長毛がある。
     葉は卵形〜円形で、長さ6〜15cm、先は鋭頭〜短鋭先頭、基部は深い心形。
     花は葉腋の先に1個つき、花冠は広い漏斗形、紅紫色で径5〜6cm。萼片はやや円形で緑色、長さ1.5cm。
     果実は大きくなった萼に包まれ、径3.5〜5cm。種子は長さ約8mmで、さび色の毛が密にある。

  • 分布・生育地

  •  沖縄(宮古島以南) 海岸近くの草地

  • 花期
  • : 4〜6月?

  • 撮影月日・場所

  •  2007年4月27日 沖縄県
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  「カカヤンバラ」の花を見つけ、車を止めて近づいた。すると、ブッシュの反対側で突然ピンクのアサガオの群生が目に入った。「オオバだ」この花を目的にやってきたが、こんな所で出会えるとは。
     この花に会いたくて手立てを尽くし、やっと貴重な情報を手に入れやってきたのだ。話には聞いていたが、大振りの紅紫色の花は例えようもなく美しかった。
     一生懸命撮影していると、突然4頭の馬が駆けてきて、リーダー格らしき馬がすぐ目の前まで近づき、じっと見下ろしはじめた。
     突然のハプニングにびっくりたが、「写真を撮るだけだよ」と目で訴える。しばらくすると何もなかったかのように近くで草を食みだした。馬の動きを眼で追いながら、こんな機会は二度とないと観察・撮影を続けた。
     名前の通り葉は丸くて大きく、苞も大きくてフウセンアサガオのようだ。事実、花後は苞が大きくなってフウセンアサガオ同様種子を包み込むらしい。残念ながら咲き初めで、その様子は観察できなかった。

    同じ科の仲間の花
オオバハマアサガオ2

花アップ(横顔)