ギンヨウアサガオ(銀葉朝顔)

Argyreia nervosa


ギンヨウアサガオ1

  • 科名・属名
  • : ヒルガオ科 オオバアサガオ属

  • 特徴

  •  長さ10m近くになる常緑のツル性多年草。帰化
     茎は太く銀色の軟毛が生え、他の植物に絡み付いて伸びる。
     葉は心形で長さ10〜35cmと大きく、裏面や葉柄に茎と同様銀色の軟毛が密生する。
     花は葉腋から集散花序を出し、淡紅紫色で中心部が濃色の花をつける。花冠は漏斗状で径5〜10cm。苞葉は5個で白色。
     別名 オオバアサガオ。

  • 分布・生育地

  •  帰化(原産地インド、バングラディシュ)
     沖縄  林縁

  • 花期
  • : 7〜10月?

  • 撮影月日・場所

  •  2006年10月9日 沖縄県西表島
     中、下左葉、下右果実  同 上

  • 撮影記

  •  久しぶりに訪れた西表島は、台風のせいで全てが吹き飛ばされ撮る花もない。そんな時、台風後も咲いていたというこの花のことを聞いた。初めて聞く名前であるが帰化のアサガオらしい。
     早速現地に出かけてみると、大きな葉と親指よりも太い茎が絡み合いオオハマボウを覆っていた。茎や葉の裏面は白い毛が密生しているため白く見えた。
     花はと探すがほとんどが実になっている。やっと葉陰に花を見つけた。茎の太さや葉の大きさに比べると、花はそれほど大きくなく感じはソコベニヒルガオに似ていた。それより、日本のこの科には見られない大きくて白い萼が印象的だった。
     帰って調べるとオオバアサガオともいい、園芸種として栽培もされているようだ。原産地も南米産と聞いたがインドあたりらしい。現地では若い葉や芽を野菜として食用にするとのことである。

    果実

    同じ科の仲間の花
ギンヨウアサガオ2

葉裏