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- 科名・属名 : ヒルガオ科 ヒルガオ属
- 特徴 :
つる性の多年草。
砂の中に地下茎を長く伸ばして増え、茎は無毛で砂の上を這う。
葉は互生し、腎心形〜腎円形、長さ1〜4cm、幅1〜5cm。先は円頭〜やや凹頭、基部は心形、無毛でやや厚く光沢がある。
花は葉腋から長い花柄を出してその先に花をつけ、花冠は径3〜5cmの漏斗形、淡紅紫色で中心部は白いく、中心から伸びる5本の白い縦筋が目立つ。方は広卵状三角形、長さ5〜15mm、鈍頭で微凸端。
果実(刮ハ)は球形、長さ約1.5cmと大きい。
白い花をつけるものがあり、
●シロバナハマヒルガオ(f. albiflora)(左下の写真)という。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:アジア、ヨーロッパ、アフリカ、オーストラリア、アメリカ(太平洋岸) 海岸や湖岸の砂地
- 花期 :
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2013年6月9日 福井県敦賀市 中上・全体2 1998年6月28日 青森県八戸市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2013年6月9日 福井県敦賀市 左下・シロバナ 1993年6月26日 新潟県西蒲原郡 右下・葉 2017年5月7日 茨城県ひたちなか市
- 撮影記 :
南方の海岸に咲くヒルガオ科の代表がグンバイヒルガオとすれば、北の代表はこの花だ。
分布そのものは沖縄まで分布しているが、よく見かけるのはやはり本州〜北海道にかけての海岸だ。
砂浜や岩場を覆う淡紅色の花は、浜昼顔の名にふさわしい。数が多いだけに、シロバナハマヒルガオと呼ばれる白花(左下の写真)もよく見かける。
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