マルバアメリカアサガオ(丸葉亜米利加朝顔)

Ipomoea hederacea var. integriuscula


マルバアメリカアサガオ

  • 科名・属名
  • : ヒルガオ科 サツマイモ属

  • 特徴

  •  長さ数mになるつる性の1年草。帰化。
     茎は蔓となって伸び、下向きの粗い短毛がある。
     葉は互生し、卵円形で長さ3〜8cm、幅3〜7cm。
     花は葉腋から花序を出して1〜3個つけ、花冠は漏斗形、径約3cm、長さ3〜4.5cm。色は淡紫色、白色、青紫色と様々。萼片は線形で中部が急に狭く、先端は果期に大きく外側に曲がる。

  • 分布・生育地

  •  逸出帰化(熱帯アメリカ原産)
     道端、荒地

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年10月30日 東京都府中市
     中・花、下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  晩秋の1日、河原の植物を探しに多摩川へ出かけた。
     朝からどんよりとした曇り、撮影には問題ないが、寒いと感じる陽気だった。
     河原の植物も紅葉し始めているものが多いのと、増水による表土更新がないせいか、圧倒的に帰化種が多い。
     その中に、淡青紫色の小振りの花をつけるアサガオの仲間を見つけた。
     葉の裂けるアメリカアサガオは日野市の浅川で見かけているが、葉が丸いこの花は初めての出会いだった。
     それにしても、多摩川の河原には園芸種の逸出帰化した花が多い。誰かが邪魔になって捨てるのか?
     変わった花に出会えるのは楽しいが、生態系に与える影響を考えると恐ろしい気がする。

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花

葉