モミジルコウ(紅葉縷紅)

Ipomoea × sloteri


モミジルコウ1


  • 科名・属名 : ヒルガオ科 サツマイモ属

  • 特徴 :
     つる性で長さ数mになる1年草。園芸逸出。
     茎は細く、よく分枝し、無毛。
     1917年、アメリカのオハイオ州でルコウソウとマルバルコウの交配で作り出された。
     葉は互生、葉身は広三角形で掌状に深裂し、裂片は披針形。
     花は葉腋から花序を出して2個程度つけ、深紅色、高杯形で長い筒部があり、径2〜3cm、花冠の先は5角形。
     果実(刮ハ)は球形で径約5mm。

  • 分布・生育地 :
     園芸逸出(北アメリカで作出)(人家近くに逸出) (国外:世界各地で園芸逸出)
     道端

  • 花期 :  8〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2022年8月20日  神奈川県川崎市
     中上・全体2、以下全て    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     葉が卵形のマルバルコウは逸出しているのをよく見かけるが、葉の裂けたルコウソウや本種は見かけることはなかった。
     どちらも園芸種で時に逸出・野生化しているとのことなので、どこかで出会えないかと思っていた。
     ある夏の日、市内の多摩川や空地で帰化種やイネ・カヤツリグサ科の植物を探しながら自転車を走らせていると、堀沿いの柵に絡まっている咲いているこの花を見つけた。
     深紅色の花と緑の葉との対比が美しく目を惹いた。
     栽培してるのかと思ったが、民家の庭先ではなかったので、園芸種の逸出・帰化として撮影した。

  • 葉

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モミジルコウ2

花1

花2(側面)