マツムラソウ(松村草)Titanotrichum oldhami |
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草丈15〜30cmの多年草。 茎は単立し、全体に粗い毛が多い。 葉は大きさ異なる葉が対生し、歪んだ卵状楕円形〜卵状長楕円形で、長さ5〜22cm、幅2.5〜9cm。縁は不揃いの歯牙があり、表面には剛毛が多い。 花は総状花序となり、花冠は黄橙色で筒状漏斗形、長さ約3.5cmm、一番太い部分は約1cm。基部はやや膨れ、その先が細く、先は唇形。 沖縄(石垣、西表島) 湿った岩壁 2008年8月24日 沖縄県西表島 中、下・花 同 上 じっとしているだけで熱中症になりそうな、蒸し暑い沢沿いの道。小さな上り下りを繰り返しながら島の最奥部を目指す。わずか5km進むのに4時間近くかけ、やっと秘境といわれる西表島の最奥部にたどり着いた。 お目当ての花はと見ると、咲いている、それもいくつも花をつけている。不安と期待が一瞬にして喜びに変った。 この花は、ツノギリソウによく似たイワタバコ科の花で、日本では西表、石垣島だけに知られている。 ただ、数も少ないうえなかなか花をつけず、見られるかどうかは運次第と仲間から聞かされていたのだ。 思う存分撮影し、気持ちは満たされたものの身体は正直だ。大量に持参した水も飲み干し、戻ってからのカキ氷をバネに、よれよれの状態ながら戻ることができた。 後日地元の方から聞くと、今年は当たり年だったらしく、別の場所でも開花が見られたとのことだった。 同じ科の仲間の花 |
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