タイワンイワタバコ(台湾岩煙草)

Conandron ramondioides var. taiwanensis


タイワンイワタバコ1

  • 科名・属名
  • : イワタバコ科 イワタバコ属

  • 特徴

  •  草丈10〜15cmの多年草。
     茎には褐色の毛がある。
     葉は根茎から普通1〜2枚出て柄があり、卵状楕円形で長さ10〜30cm。両面とも初め有毛、のち無毛。不規則な細かい鋸歯があり全縁状。
     花は葉腋から普通1本花茎を出し、10〜40個の紅紫色の花をつける。花序には腺毛が多い。
     別名 イリオモテイワタバコ

  • 分布・生育地

  •  沖縄(西表島) 岩壁

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年6月11日 沖縄県西表島
     中、下左・花   同 上
     下右・葉 2013年5月26日   同 上

  • 撮影記

  •  湿気の多い谷筋は、じっとしているだけで汗が吹き出し、メガネが曇ってくる。
     ハブが出そうな谷の岩肌に、特徴ある大きな葉を広げこの花が咲いていた。
     イワタバコそっくりの花で、真ん中の写真のように、葉柄や花柄に腺毛があり、葉の鋸歯が細かく全縁状であるのが特徴である。
     人もあまり入らない谷では、「御馳走がきた」とばかりに蚊がわんさか集まってくる。手や顔だけでなく、レンズの前の蚊を追いながらの撮影となった。

    葉

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タイワンイワタバコ2

花