イワカカガミ(岩鏡)

Schizocodon soldanelloides


イワカカガミ1

  • 科名・属名 : イワウメ科 イワカガミ属
     注.APG分類では、学名(S. soldanelloides var. soldanelloides)

  • 特徴 :
     草丈10〜20cmの常緑の多年草。
     葉は円形、長さ幅とも3〜6cm。先は円形〜広三角形、頂端は短く尖り、両側の鋸歯よりわずかに高いか低く、縁には尖った鋸歯が両側に十数個つく。
     花は花茎の先に総状花序に3〜10個つけ、淡紅色で径1〜1.5cm。花冠は漏斗状で5裂し、先は細かい裂片にわかれる。萼片は5個、裂片は長楕円形。
     果実(刮ハ)は球形で3〜4mm。種子は長楕円形。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:日本固有)
     山地の岩場や草地

  • 花期 :   4〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1982年6月6日  長野県三方ヶ峰
     中・全体2 2013年5月31日  大分県久住山系
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花    同  上
     右下・葉 2018年8月4日  福島県吾妻山

  • 撮影記 :
     山の花の代表的な花の一つで、花を良く知らない人でも、この名前だけは知っている。
     光沢のある葉を鏡に見立ててこの和名が付けられている。
     低山〜亜高山にかけて生育し、中部地方の高山にあるコイワカガミと区別しにくいが、全体に大きく、鋸歯や花の数も多い。

  • 葉

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イワカカガミ2

花