アカミタンポポ(赤味蒲公英)

Taraxacum laevigatum


アカミタンポポ

  • 科名・属名
  • : キク科 タンポポ属

  • 特徴

  •  草丈10〜25cmの多年草。帰化。
     根出葉は倒卵状披針形で、長さ3〜25cm、幅0.5〜6cm。不規則に羽状深裂する。
     頭花は黄色で、径2〜3cm。総苞外片は垂れ下がり、先端に小さな角状突起がある。痩果は赤褐色。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ヨーロッパ原産) 道端、空地

  • 花期
  • : 春〜初夏がピークも、ほぼ1年中

  • 撮影月日・場所

  •  2009年5月10日 静岡県静岡市
     中・総苞 2009年5月16日 東京都日野市
     下・種子 2008年5月3日 長崎県対馬

  • 撮影記

  •  都会にある帰化のタンポポは、このごろセイヨウタンポポよりこの花が多くなってきているという記述を読んだことがある。
     ただし、両者の違いは、葉の裂け方が深い、頭花もやや小さいなどといわれるが、見た目はほとんど変わらず、確実なのは痩果(種子)の色で、確かにこの花の種子は赤褐色なのに対し、灰褐色のセイヨウタンポポの種子とは色合いが異なる。
     他の違いはないかと色々調べていたところ、この花には総苞外片の先端に小さな角状突起があるとの記述があった。
     そこで、近所に生えていたタンポポをチェックしたところ、総苞外片の先に突起のある花が見つかった。それが真ん中の写真であるが、これも確かな区別点だろうか。

    同じ科の仲間の花
総苞

種子