セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)

Taraxacum officinale


セイヨウタンポポ群落

  • 科名・属名
  • : キク科 タンポポ属

  • 特徴

  •  草丈(5)10〜45cmの多年草。帰化。
     根生葉は倒披針形で、長さ3〜50cm、幅0.5〜8cm。羽状に浅〜深裂するが、裂け方は変化が多い。
     頭花は黄色で、径3.5〜5cm。総苞は長さ1.5〜2cm、総苞外片は大きく反り返る。痩果(種子)は灰褐色。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ヨーロッパ原産) 空地、道端

  • 花期
  • : 春〜初夏がピークも、ほぼ1年中

  • 撮影月日・場所

  •  1997年6月7日 長野県茅野市
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     中 1979年4月7日 埼玉県戸田市
     下左・総苞   同 上
     下右・種子 2009年5月16日 東京都日野市

  • 撮影記

  •  都会の道路際や空地を黄色に染めるタンポポは、残念ながらほとんどが帰化種のこの花か、同じ帰化種のアカミタンポポだ。在来種と違って総苞片が垂れ下がるのが特徴である。
     これらの帰化種は単為生殖といって、めしべが受精せずに種子を作ることができるうえ、撹乱された土地のアルカリ土壌に合うため、勢力は広がる一方だ。
     このため、大きな群落を作って咲くことも多く、林下に広がる黄色の絨毯を見ると、帰化種ながらも感動する。
     また、ほぼ年中花が見られ、在来種が花を閉じるような天気や夕方でも、この花は咲いていることが多い。
     両者の違いは微妙で、種子の色がこの花は灰褐色アカミは赤みを帯びるということであるがわかりにくい。
     また、在来種との雑種もできやすく、総苞外片が中途半端に開出した花もよく見かける。

    種子

    同じ科の仲間の花
セイヨウタンポポ

総苞