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- 科名・属名 : キク科 オニタビラコ属
- 特徴 :
草丈20〜100cmの1〜2年草。
茎は1本立ちになるが、束生する場合でも中央の1本が太くて高く、緑色か紫色を帯び、下部を中心に毛が多い。
根出葉はロゼット状となり、倒披針形で長さ8〜25cm、幅1.5〜6cm。頭状羽大に深裂し、越冬した根出葉は赤味を帯びる。茎葉は数個つき、大きい。
頭花は散房花序に多数つき、花序の枝は急角度で斜上し、径7〜10mmとやや小さい。総苞は長さ4〜5mm、外片は卵形で長さ約0.5mm、内片は8個、後に反り返る。小花は黄色で10〜20個。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国) 日当たりのいい道端、空地
- 花期 : 4〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2019年4月19日 神奈川県川崎市 中上・全体2 2007年3月4日 埼玉県日高市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2019年4月19日 神奈川県川崎市 左下・果実(冠毛) 2020年2月12日 同 上 右上・葉、右下・茎 同 上
- 撮影記 :
以前はオニタビラコとされていたが、最近の研究で本種とアオオニタビラコの2亜種に分けられた。
「改訂新版 日本の野生植物5」(平凡社)で初めてそのことを知り、過去の写真をチェックしたが、アオオニタビラコの写真が多かった。
違いは本種の茎は1本立ちになることが多く、茎に毛が多く、越冬した根出葉が赤味を帯びる、花がやや小さいなどとされている。
最近はパスしていたオニタビラコをそのつもりでチェックしたら、自宅近くの道端で咲いているのを見つけた。
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