アキノハハコグサ(秋の母子草)

Gnaphalium hypoleucum


アキノハハコグサ1

  • 科名・属名
  • : キク科 ハハコグサ属

  • 特徴

  •  草丈30〜60cmの1年草。
     茎は上部で分枝し、白い綿毛がある。
     葉は披針形で、長さ4〜5cm。表面は緑色で、裏面に密に白い綿毛がある。花時には下部の葉は枯れていることが多い。
     花は枝先に散房状に多数つき、頭花は黄色。花柱は花冠より長い。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州  やや乾いた山地

  • 花期
  • : 9〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年10月9日 長野県伊那郡
     中 1999年10月10日 神奈川県丹沢
     下 2005年10月9日 長野県伊那郡

  • 撮影記

  •  この花を探して晩秋の山路を何度歩いたことか。
     かってあったという多くの場所は、草が生い茂りとても生えていそうな環境ではなかった。
     山地のやや乾いた場所に生えるとのことであるが、そういう場所は他の植物にとっても住みやすく、その上この花は1年草のため翌年は消えてしまうことが多い。
     よく似た秋に咲くハハコグサと勘違いしたことも度々あった。
     やっと出会えたのは丹沢の林道脇の崖地。秋型ハハコグサとは、葉の色や下の葉が枯れるなどはっきりとした違いがあった。
     何年か後、再び訪れるてみたが、やはり元あった場所にはなかった。
     最近、長野県伊那地方の山道で久しぶりに出会ったが、ここもいつまで生き残っていることか。

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アキノハハコグサ2

花アップ