ハハコグサ(母子草)

Gnaphalium affine


ハハコグサ1

  • 科名・属名 : キク科 ハハコグサ属

  • 特徴 :
     草丈15〜40cmの多年草。古代に帰化。
     茎は叢生し、葉とともに白い綿毛に密に覆われ、白っぽく見える。中部では分枝しない。
     根出葉はロゼット状になって冬を越し、花時には枯れる。茎葉はへら形〜倒披針形で、長さ2〜6cm、幅0.4〜1.2cm。両面に白い綿毛がある。
     花は分枝した枝先に多数つき、頭花は黄色。総苞は球鐘形で長さ約3mm。花柱は花冠より短い。

  • 分布・生育地 :
     日本全土  道端や畑

  • 花期 :  4〜6月(秋にも花が見られる)

  • 撮影月日・場所 :
     1985年4月28日  埼玉県戸田市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中 1998年11月1日  東京都八王子市
     下左・花 2015年3月26日  沖縄県国頭郡
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     ハハコグサというと思い浮かべるのは、上の写真のように綿毛をまとった柔らかな葉を持つ、優しい感じの花だ。
     ところが、秋になると中の写真のように茎や葉も細くて上部でよく分枝する、まるでアキノハハコグサのような感じの花になる。
     ネットでみてもこの秋に咲くこの花をアキノハハコグサとしているものが多い。私も、初めはそう思って一生懸命撮影していた。
     よく観察すると、葉や茎は青白を帯び、下部の葉も枯れずに青々していることなどが違っていた。

  • 葉

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ハハコグサ2

花