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- 科名・属名 : キク科 アキノキリンソウ科
注.APG分類では、学名(S. virgaurea subsp. asiatica var. asiatica)
- 特徴 :
草丈30〜80cmの多年草。
根出葉は普通花時には枯れ、中部の茎葉は卵形〜卵状長楕円形で、長さ7〜9cm、幅1.5〜5cm。先は鋭頭〜鋭尖頭、基部は円いかくさび形で葉柄の翼につながるり、縁には内側に曲った鋸歯がある。上部の茎葉は長楕円状披針形で柄がない。表面には毛を散生し、裏面は無毛。
頭花は枝先に散房状または総状につき、黄色で径1.2〜1.4cm。総苞は狭鐘形、長さ5〜5.5mm、総苞片は4列、外片は長さ1mmで鈍頭。
痩果は円柱形で毛を散生するか無毛。冠毛は長さ約3.5mm。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮) 日当たりのいい山野
- 花期 : 8〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2001年9月23日 山梨県大月市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花序 1987年8月21日 徳島県剣山 左下・花(総苞) 2016年10月12日 神奈川県箱根 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
秋の山野でよく見かけるこの花、キリンといわれるほど草丈(背)が高いわけでもないのにと思っていた。
調べて見ると、和名の由来は黄色の花がベンケイソウ科のキリンソウに似ていることからつけられたらしい。花が似ているかどうかは人によるが。
秋は黄色の菊の仲間が多いが、俗に言う野菊とは花のつき方が違うので、ぜひとも注意して見て欲しい。
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