アキタブキ(秋田蕗)Petasites japonicus subsp. giganteus |
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草丈1〜2mの多年草。 地中に伸びる地下茎から葉と花茎が立ち上がる。茎は中空。 葉は腎円形で、径1.5m。縁に粗い鋸歯がある。 花は雌雄異株で、雄株は星形、雌株は星形と糸状の花冠がある。雄株は開花後まもなく枯れる。雌株は1m近く伸び、白色の冠毛を飛ばす。 北海道〜本州(中北部) 草地、川沿い 2010年5月22日 北海道礼文島 中 2007年5月14日 北海道雨竜郡 下左・雄株 2010年5月22日 北海道礼文島 下右・冠毛 2010年5月24日 北海道旭川市 これまで数え切れないほどこの花に出会っているにもかかわらず、撮影済みのリストにこの花がなかった。よく出会うのでいつの間にか撮影した気になっていたようだ。 まだ春の花さえ十分揃いきらぬ5月の礼文島、この花だけが今を盛りと地表に花を広げていた。やっと花を撮影し合わせて綿毛も撮影した。 以前道北の沢に分け入った時、草丈は身長を越え、茎は子供の腕くらい太いこの植物の林?に入り込んだ。先も見通せず、葉陰から突然ヒグマが現れそうな気がし、怖さで足が竦んだ。 ただ、フキよりはるかに大きく、太いにもかかわらず柔らかく、より食用に向いているようだ。 同じ科の仲間の花 |
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